1.事業点検に関すること
(1)事業対象者の数値把握が不十分な事例が散見される。市の 男女共同参画基本計画に基本目標ごとの明確な指標が設定さ れていないとしても、事業効果を高めるために、目標数値を 明確にした上で、事業を実施すること。
(2)事業評価に当たっては、実施に伴う「課題・問題の発見」「や りがい・楽しさ・組織(人)の醸成」など、目に見えない要 素(変化)も加味することが望ましいこと。
(3)男女共同参画推進幹事会の意見を了とする。今後において、 市職員個々が男女共同参画の視点をもって事業を行うととも に、優良事例については、各課等において情報の共有を進め、 積極的に取り組まれたいこと。
2.事業の実施に関すること
(1)生涯学習講座や女性学級等の実施に当たっては、子育て中 の母親も参加できるよう、開催時間や保育の実施について工 夫するなど、子育て中の女性が社会参画できるよう支援する こと。
(2)家族経営協定を推進するため、現在、女性農業委員のみと
なっている事業アドバイザーに、男性農業委員を加えること。 (3)少子高齢化問題に直結した事業については、十分な予算を
配分し、事業内容の充実を図ること。 3.市政全体に関すること
(1)市役所における意思決定機関(部課長職)への女性登用を 推進すること。
(2)岩手№1のまちづくりを実現するため、地域コミュニティ 会議における女性役員の登用を推進し、地域づくりにおいて、 女性の意見が十分に反映される環境を創出すること。
(3)市役所を含む市内事業所における男性の育児休暇の取得実 態を把握すること。その結果、取得が進んでいない場合は、 その原因を究明し、必要に応じて市が積極的に支援等を行う こと。
(4)審議会等の運営に関するガイドラインを策定するに当たっ ては、男女の比率のみに固執することなく、真に適任である 者を選任することを第一義とすること。
また、その実現のために、委嘱の重複を避け、優れた人材 の育成と発掘に努めること。